【黒竹民芸品】
~伝統を繋ぐ深みのある高貴な主張~
黒竹は、中国原産の淡竹(はちく)の一種で、青竹と比較して幹が細く、外皮が黒いのが特徴です。和歌山県内では、熊野古道鹿ケ瀬峠を越えた麓の原谷地区に自然の恵みとして群生しており明治・大正・昭和・平成と幾多の変還を経て、人々の黒竹を慈しむ心と、黒竹の「良さ」を生かす努力により地域の産業にまで高められてきました。
民芸品としてのスタートは、昭和50年頃に黒竹の付加価値を高めるため、地元の高齢者を中心として加工品作りを思い立ち、紀州黒竹民芸品組合を設立し黒竹を二次加工した民芸品作りに取り組んだことに由来します。現在では、見た目の美しさから花瓶入れ、箸、ボールペン等の民芸品をはじめ暖簾の棒や家具、垣根、庭の植え込み等の装飾品にも活用されています。
【ひだかブランド】
和歌山県日高地方で初めて生み出されたなど、一定の要件を満たす特産品を日高広域観光振興協議会が推奨決定。 県外からも幅広い人気と知名度を誇る「日高発祥ブランド」と、これから県内外へPRしていく「日高新星ブランド」があります。